ノルウェーの誇る冬の味覚。最高品質の大西洋タラ”Skrei”

ノルウェーというとどんな魚を思い浮かべるでしょう?

我々日本人にとってはやはり日常的にスーパーや百貨店で見かける脂の乗ったサーモンや、サバなどの印象が強いのではないでしょうか。

おそらく大型の予想を裏切ることになりますが、実はサーモンやサバよりも高い(?)地位を確立しているのがタラ(大西洋ダラ)なのです。

日本では真鱈や銀鱈など国内水揚げの鱈の消費が多く、大西洋ダラはそれほど馴染みはないかもしれません。なので、ノルウェーの魚といえばタラと言われても意外に思われた方も多いかもしれません。ノルウェーには冷たくすんだ北海があるので、高品質のタラが育つと言われており、大西洋ダラ”Torsk”だけでなく、”Sei”や”Lyr”など同じくタラ科の魚もいくつか手に入ります。

ちなみにサーモンは印象通り、年間を通して広く流通しているものですが、サバに関しては手には入りはするもののそれほど流通はしていません(大抵は加工された缶詰)。移住当初は”ノルウェーといえばサバ”くらいの認識だったので、スーパーで鯖が見つからず少なからず動揺しました。

さて、ノルウェーで手にはいる魚についての詳細は別の機会に回すとして、今回の記事のトピックはノルウェーでも特に特別視されているタラ”Skrei”です。

こちらになります。

今回は半身で購入しましたが、切り身でも売られています。購入時の値段は忘れてしまいましたが、1kg日本円にして3000円くらいからでしょうか…。また機会があれば確認しますが、高級魚と言われてるものの、それほど高いとは感じなかったように思います。日本でも真鱈は100gで2~300円くらいのはずなので、比較してもそこまで高くはありませんね。

さて、日本で鱈の旬といえば12月頃から3月頃までの冬の季節ですが、ノルウェーの大西洋ダラの旬も同じく冬。そして中でも1月から3月、4月頃までの限られた季節にノルウェーはロフォーテン諸島沿岸で水揚げされる最高品質の大西洋ダラが”Skrei”と呼ばれます。

この季節、大西洋ダラは産卵のためにノルウェー沿岸へと1000km以上の大回遊を経てやってきます。この大回遊の間に身が引き締まり、極上の品質になるのだそう。

実際、下の画像はバターでソテーしただけのシンプルな料理ですが、引き締まった身に適度な脂が乗り、上品ながらしっかりとした鱈の濃厚な旨みが味わい深いお魚でした。

ちなみに、”Skrei”という呼び名は古いノルウェー語で”放浪者”を意味する“skrida”から来ているのだそう。

魚好きの日本人からすれば高品質の魚が身近に手に入るのは嬉しい限りですが、実を言うと少しばかり問題もあります。そのあたりについては、”Skrei”の調理についてとともにまたの機会に。

それでは、今回はこの辺りで…。

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